パーキンソン病は老齢化社会に伴って、現在では15万人ほどの患者さんがいると推定されています。
的確な診断と医療は専門医でなければ困難な点があります。
こんな症状はパーキンソン病を疑います
・動作が緩慢
・姿勢が前屈み、身体が傾きだした
・歩くスピードが遅くなった
・気分がうつ状態である
・表情が乏しい
・手足がふるえる
パーキンソン病の診断はふるえ、筋の硬さ、動作緩慢の3つの症状の内2つがあればパーキンソン病を疑いますが、症状がよく似ている病気があります。これらはひとまとめにしてパーキンソン症候群と言いますが原因は様々です。治る病気から原因不明で治療法のない病気まであります。
・血管性パーキンソン症候群
・薬剤性パーキンソン症候群
・特発性正常圧水頭症
・うつ病
・アルツハイマー病
・進行性核上性麻痺
・皮質基底核変性症
など
専門医が診れば直ぐに診断が付くけれども非専門医では誤診されやすい病気として「本態性振戦」があります。
ふるえだけでパーキンソン病と診断は出来ないという例です。